フリーランスが開業届を出すメリットとは?提出方法と注意点も解説!

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フリーランスが開業届を出すメリットとは?提出方法と注意点も解説!

フリーランスとして事業を営む中で、ご自身の活動をより本格化させるために「開業届」の提出を検討される方もいらっしゃるでしょう。
事業の発展や、公的な支援制度の活用を考える際に、開業届の提出が有効な手段となることがあります。
開業届を提出することで得られるメリットや、一方で注意すべき点について理解を深めることは、今後の事業展開において重要な一歩となります。
今回は、フリーランスが開業届を提出することの意義について、そのメリットを中心に解説していきます。

フリーランスが開業届を出すメリット

青色申告で節税

フリーランスにとって、確定申告で青色申告を選択できることは大きなメリットです。
開業届を提出し、税務署に「青色申告承認申請書」を提出することで、青色申告が可能になります。
青色申告を適用することで、最大65万円の青色申告特別控除を受けられたり、家族に支払う給与(青色事業専従者給与)を経費として計上できたり、事業で発生した赤字を3年間繰り越せたりするなど、税負担を軽減する多くのメリットがあります。
また、30万円未満の減価償却資産についても一括で経費計上できる特例も利用できます。

公的支援申請に活用

開業届は、国や自治体が提供するさまざまな公的支援制度を活用する上で、事業の公的な証明として役立ちます。
例えば、創業支援のための補助金や助成金、融資制度などでは、申請書類の一つとして開業届の写しの提出が求められることがあります。
これらの支援制度をスムーズに申請するためにも、開業届を提出しておくことが有効です。

事業証明として活用

開業届を提出することで、フリーランスとしての事業活動を公的に証明できるようになります。
具体的には、事務所や店舗の賃貸借契約を結ぶ際、金融機関で事業用融資を申し込む際、あるいは子供の保育園入園手続きなどで、開業届の控えが事業の証明として求められることがあります。
特に、事業を開始したばかりで確定申告の実績がない場合に、信頼性を高めるための重要な書類となります。

開業届を提出する際の注意点

失業手当受給資格に影響

開業届を提出すると、失業手当(雇用保険の基本手当)の受給資格に影響が生じる点に注意が必要です。
失業手当は、現在求職活動中で、就職しようとする意思がある方に給付されるものです。
開業届を提出し、個人事業を開始したとみなされると、事業を営んでいる=再就職の意思がないと判断され、失業手当の受給資格を失います。
失業手当を収入源としている場合は、開業後の収入が安定するまでの資金計画を慎重に立てることが重要です。

家族の扶養から外れる場合

家族(配偶者や親など)の健康保険の被扶養者になっている場合、開業届を提出することで扶養から外れる可能性があります。
扶養の認定基準は健康保険組合によって異なり、開業届を提出しただけで収入の有無にかかわらず扶養対象外とする規定を設けている組合もあります。
扶養から外れると、ご自身で国民健康保険に加入し、保険料の支払いが必要になります。
開業前に、扶養者が加入している健康保険組合の規定を必ず確認し、必要であれば国民健康保険への切り替えなども検討しましょう。

フリーランスが開業届を提出する方法

提出期限と必要書類

開業届(正式名称:個人事業の開業・廃業等届出書)は、事業を開始した日から原則として1ヶ月以内に提出する必要があります。
提出にあたっては、マイナンバー(個人番号)が記載された本人確認書類(マイナンバーカードや通知カードなど)が必要です。

提出方法の種類

開業届の提出方法は、主に以下の3つがあります。

・税務署の窓口に持参
所轄の税務署の開庁時間内(平日8時30分~17時)に直接提出します。

・郵送
切手を貼った返信用封筒を同封し、簡易書留などで郵送します。

・e-Tax(国税電子申告・納税システム)
インターネットを通じて、24時間いつでも(メンテナンス時間を除く)提出できます。
e-Taxを利用するには、マイナンバーカードとICカードリーダライタ、またはマイナンバーカード対応のスマートフォン、インターネット環境が必要となります。

開業届の記入ポイント

開業届の記入にあたっては、正確さが求められます。
主要な項目としては、提出先の税務署名、提出日、納税地(自宅住所または事業所等)、氏名、個人番号、職業、屋号(任意)、所得の種類(通常は「事業」、不動産所得の場合は「不動産」など)、開業日などを正確に記載します。
事業の概要欄には、どのような事業を行うのかを具体的に記入することが推奨されます。

まとめ

フリーランスとして事業を営む上で、開業届の提出は、青色申告による節税、公的支援制度の活用、事業証明としての利用など、多くのメリットをもたらします。
一方で、失業手当の受給資格喪失や、家族の扶養から外れる可能性といった注意点も存在します。
提出期限は事業開始から1ヶ月以内であり、税務署への提出は窓口、郵送、e-Taxのいずれかの方法で行えます。
ご自身の事業計画や状況に合わせて、これらのメリット・デメリットを理解し、適切なタイミングで開業届を提出することが、今後の事業発展に向けた大切な一歩となるでしょう。

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